脳が冴える15の習慣、ペンタゴン式折れない心の作り方-リズムを作る重要性-
1月前半は休日も多く、様々なテーマの本を読んだのですが、医師による「脳を活性化させる本」と、ペンタゴン在籍の方による「折れない心を作る本」に共通点が多く、参考になったので、紹介したいと思います。
どちらの本でも脳を冴えさせ、しなやかな心を作るための具体的な行動について書かれており、日々の生活に取り入れられそうな印象です。
1.生活リズムを安定させる
朝起きる時間、夜寝る時間をできるだけ統一し、起床から活動開始までのウォーミングアップをすることが、心を落ち着かせパフォーマンスを高めるために重要なようです。
特に朝起きた直後に、軽く運動したり、会話をするなど手・足・口を動かすことによって、脳が活性化しすっきりとした気持ちで活動開始できるといいます。
また、夜寝る前にも日記を書いたり、ストレッチをするなど、入眠前の活動を定型化することによって質のよい睡眠が得やすいといいます。
イチローなどの一流のスポーツ選手なども、毎朝同じ行動をしてスタジアムに向かうと聞きます。このようにパフォーマンスを出すために生活にルーティーンを作ることは有効であると考えられます
2.適度なストレスがかかった状態を保つ
自分の能力ではギリギリ達成できない程度の、ストレッチした目標に挑戦できる環境を作ることにより、脳が適度な緊張感とやりがいを感じ、集中した状態を作りやすいといいます。
また、問題に取り組むときは、個別のタスクにブレークダウンし、優先順位を設定した上で、個別タスクに時間制限を設けて取り組むことで、テストを受けているときのような集中力を持つことができます。
逆に、楽にこなせてしまう事ばかりに取り組んでいると、一時的に居心地はいいですが、徐々に退屈を感じ、脳の機能は低下していくと言われます。
このようにコンフォートゾーンに安住しないこと、自分で限界を設定しないで高い目標を持つことにより適度なストレスをかけることで、高いパフォーマンスを実現できると言えます。
3.問題を俯瞰する
担当する仕事について全体像を構造的に整理し、優先度をつけて取り組むことが重要です。仕事全体を把握することによって、目の前のタスクの目的が明確化されます。また一見無駄に思えるような作業も大きな目的実現へのステップとして捉えることでやる気を保つことができます。
4.健康な体を保つ
脳も心も、体の状態に大きく影響を受けます。体調が崩れていると自然と思考がネガティブになりがちであり、健康な肉体は、パフォーマンスを出すための前提と言えます。
それを実現するための具体的な行動としては、適度な運動・食事によって体型と体重を保つことでしょうか。
また、心を整えるという意味で瞑想を行い、感情を俯瞰することも心の健康を保つために重要と言えます。実際にGoogle等のグローバル企業では、瞑想のプログラムが人気であると聞きます。
5.アウトプットする習慣を持つ
日々の情報をただ漫然と受け入れるだけではなく、何らかの形でアウトプットすることが重要です。
文章に書いたり、人に話すことを前提として日々の情報をインプットすることで
、脳がより機能し定着する度合いも高いと言えます。
6.ありのままの自分を受け入れる
折れない心とは、決して完璧な人間であることではなく、弱みも含めて自分を受け入れるということが前提となります。
そのためには、人に求められる自分であることを重視しすぎないこと、気を遣いすぎずに本音を伝えること、人の優れている点を好意的に評価し褒めること、人にうまく頼ることが重要です。
これを自然体でできるようになるのは中々難しく思えますが、もっと気楽に自分をさらけ出していければよいなあと思います。
より柔軟な心と、より機能する脳を作るため、自分の生活も見直したいと思います。
具体的には生活リズムを整え、朝のルーティーンを作ることから始めようと思います。