思考・妄想の外部化-経営コンサルタントの頭の中-

仕事や読書、人々との会話を通して若手コンサルタントが日々考えている事を不定期にアウトプットしています。ビール好きなのでそれに関することも多少。

フルマラソンを完走して感じたこと

 4月11日フルマラソンを完走しました。

戸田市彩湖での42.195kmのレースです。私としては初の試みであり、今年の目標にもしていることなのでモチベーションは高く迎えることができました。

ただし、前月に膝を少し痛めていた関係で、3週間ほど走れていない状況で本番を迎えることになり、不安も大きくありました。

スタート直後から膝の不安もあったため、かなり慎重に走ったものの、未経験の長距離に体が持たず途中はかなり失速し、一部歩いてしまいました。

ただ、サポートタイツのCX-Wを穿いていたおかげか膝の痛みはそこまでひどくならずに完走することができました。

結果として目標である4時間(サブ4)は達成できず、4時間2分でのゴールとなりました。正直、トレーニングが不足していた感は否めないので、次回はきちんと取り組んで秋にはリベンジし、今年の目標を達成したいと思います。

 

さて、以前にランニングの効果について記事を書きましたが、今回、フルマラソンという非日常的な距離を走ったことで、通常のランニングにはない効果を感じたので書き留めておきたいと思います。

ランニングの副次的効果ー動的瞑想、仕事との類似性ー - 思考・妄想の外部化-経営コンサルタントの頭の中-

・自分の無力さを思い知る

日常走らない距離を走っていると、自分の体の本当の限界に近いレベルまで疲労が蓄積し、意思とは関係なく走ることができなくなります。そこで自分の無力さ、根性の無さを感じ、最初は苛立ちや、情けなさを感じます。しかし、それでもなんとか歩を進めることに集中していると、体が限界に近づくにもかかわらず、不思議と心はとても穏やかで謙虚な気持ちになりました。

定期的にこの気持ちになることは自分にとってプラスであるように感じます。

・周囲の人の応援に支えられる

マラソンでは沿道の方々が見知らぬ自分を応援してくれたり、スタッフの皆さんが声をかけたり、水分や食料の準備をしてくれます。

上述の謙虚な気持ちになった状況で、そのような他者からの暖かいサポートを受けると普段以上にありがたみを感じます。そして、普段人からのサポートに十分に感謝できているだろうかとか、当たり前のように思っている家族や友人からの気遣いに改めて感謝しようとかそんなことが頭の中をめぐりながら走っていました。

 

身体的にある程度つらい思いをすることによって、精神的にはかえって穏やかになるというのは、宗教上の修行のようですが、マラソンにはそんな効果もあるかもしれないと感じました。