世界中のエリートの働き方をまとめてみた―当たり前の基本に忠実に行う―
世界中のエリートの働き方をまとめてみた
2月の2冊目はこちら。
IB、コンサル、資産運用会社、PEと渡り歩いてきた著者が、それぞれの業界は実際にどのようなことをやるのか、中にはどんな人がいるのかについてまとめた本です。
それぞれ人気のある業界ではありますが、守秘義務等も厳しく、外から見えづらい業界ばかりなので、興味深く読ませてもらいました。
私もコンサルの端くれとして、共感する部分や参考になる部分も多い本でした。
ちなみに彼は東洋経済onlineでコラムも執筆中で楽しく読ませてもらっています。
一流のプロは当たり前のことを大切にする
各業界の具体的な中身については本書を読んでいただくとして、私が感心したのは、一流と言われるプロたちこそ、以下のような当たり前といわれることを大切にしているということです。
1,早寝早起き
2,即レスを徹底すること
3,時間通りに動く(決して遅刻はしない)
4,要点をまとめる、極力短く伝える
5,本当に伝えたいことは何か考える
6,相手への気遣い
7,自分から働きかける
これらのことは、決して特別なことではなく、どこかで「すべきこと」「人としてあるべき姿」としてみなさん聞いたことがあるようなことばかりだと思います。しかし、同時に、わかっていても、つい気が緩んでしまいがちであり、これらを基本に忠実に徹底していることが彼らの「すごさ」なのでしょう。このような小さなことを徹底できるかどうかということが、最終的なわずかな差となり勝敗を分けるキーになるのだろうと思います。
自分もこれらを徹底して、コンサルとしてのキャリアを駆け上がっていきたいと思います。そういえば、私の母校の校訓は「大平凡主義」といって、「当たり前のことを当たり前にできる人間になろう」ということでした。当時はつまらない校訓だと思ってましたが、今思うと深い言葉だったんだなあ。