思考・妄想の外部化-経営コンサルタントの頭の中-

仕事や読書、人々との会話を通して若手コンサルタントが日々考えている事を不定期にアウトプットしています。ビール好きなのでそれに関することも多少。

自己アピールするということ

自己アピールとは

みなさんは自分で自分のことをアピールすることは得意でしょうか?

自分は何ができて、どんな価値を与えられるから、今の仕事は自分でなくてはいけないという理由に答えられるでしょうか。

残念ながら、現時点で私にはそれができていません。

上司からも、「お前は自己アピールが下手で、もっとうまくできるようにならないと

仕事うまくまわらないぞ」と注意され、本を読んだり考えたりしました。

その中で、自分としてパラダイムを変える一言があったので

記録しておきたいと思います。

それは

「自己アピールは自分のためではなく、相手へのサービス」

ということです。

今まで私は、「自分が何ができる」と強く主張することは、なんとなくかっこ悪いような、傲慢なような気がしてしまい、意識的に行うことはしてきませんでした。

 

しかし、一緒に働く人、特に初めて会う相手にとって自分は未知の存在であり、

こちらから自分の強みや、価値を知らせてあげないということは、「自分が何者で、一緒に仕事することにどんな意味があるのか」について、相手に「勝手に読み取ってくれ」と言っていることに等しいです。

これはある意味でとても傲慢な姿勢であるといえます。また、多くの場合、初対面の人は自分にそこまでの興味を持っていないため、そもそも関係性が始まらないということにつながります。

 

一方、「自分はどんなことができて、あなたにこんな形で役立てると思います。」

と相手に伝えることで、相手は自分とかかわる意味を理解し、仕事を円滑に進める土台が作れると考えられます。このように自分のアピールをするというのは、相手に自分のことをスムーズに理解してもらうための気遣いであるといえます。

 

以上のように、「自己アピールは相手へのサービスである」というマインドを持つことにより変な気負いなく、自然と自分のことを語れるようになるのだなと思います。

今は、経験も少なく、自信をもって「これが私の価値」と言えることは

明確化できていませんが、これから経験するプロジェクトを通じて、自分が何者でどんな価値を与えられるのかということについて答えられるようになっていきたいと思います。

それが、自分の市場価値を高めるということであり、「代替不能」な人になるということなのだろうと思います。