思考・妄想の外部化-経営コンサルタントの頭の中-

仕事や読書、人々との会話を通して若手コンサルタントが日々考えている事を不定期にアウトプットしています。ビール好きなのでそれに関することも多少。

自信を持つために必要なたったひとつのこと

日々の仕事のなかで自信を持った振る舞いができないことが多い、成果が出せず正直伸び悩んでいる感覚がある。

このように感じることは皆さんにも多いのではないでしょうか。

 私もこのように感じることは多いです。一方で、場合によってはとても自信を持って振舞うことができ、結果として成果も評価もよかったケースもあります。したがって単純に生まれ持った性格のせいではないと言えるでしょう。それでは、自信を持てる場合とそうではない場合の違いはどこにあるのでしょうか。

自信を持つには徹底した準備をすることが前提

今までの経験を振り返ると、自信を持つには準備を徹底的にやりきることが大切だったと考えています。

例えば学生時代にも原稿を準備して十分に練習したプレゼンは自信を持って行えましたが、ギリギリまで資料作成して、練習が足りない時には必要以上に緊張してしまい、しどろもどろになることが多かったように思います。

仕事においても、自分が誰よりも詳しい担当領域については自信を持って説明できますが、目的や位置づけがいまいち把握できていないタスクや領域は曖昧な説明となり、聞き手であるクライアントや上司から突っ込まれてしまいます。

したがって、自信を持つには、「この領域は誰よりも自分が詳しい」と思えるくらいの準備と、オーナーシップを持つことが重要なのではないでしょうか。

このようなマインドについては、以前読んだ、「外資系トップの仕事力」という本にも書いてあり、多くの外資系トップの方々が自分が若手時代に大切にしていたこととして紹介されていました。 

 

仮に今の自分の担当領域が長期的なキャリア計画と合っていないと感じていたとしても、これ以上ないというくらい準備、シミュレーションをすべきだと考えます。なぜなら徹底的に準備をして自信を持って振る舞い、成果を出すというプロセスはどのような領域においても汎用的な行動習慣だからです。

もちろん、上司にはあまり準備をしなくてもうまくこなせてしまう人もいるでしょう。しかし、それは見えないところで準備をしている、またはこれまでの経験の蓄積によるものだと考えられます。まだ経験の蓄積が無い我々のような若手は、一つ一つの仕事に徹底的に準備をする経験を積み重ねていくことで習慣を身に着ける必要があります。

 

まとめ

徹底的な準備と事前のシミュレーションが自信のある振る舞い、よい成果を生み、中長期的に個人としての信頼を生み出していくのでしょう。

言い換えるならば、日々の行動において「まあいいや」「なんとかなるだろう」と思わないことが大切なのかもしれません。

余談ですが、私の好きな漫画「ソラニン」にこんなセリフがありました

「あたしが思うに、大人は「まあいいや」のカタマリだ。」(芽衣子)

 

そんな妥協した「大人」にはならないよう、準備を怠らず自信を持ってがんばってこうと思います。