思考・妄想の外部化-経営コンサルタントの頭の中-

仕事や読書、人々との会話を通して若手コンサルタントが日々考えている事を不定期にアウトプットしています。ビール好きなのでそれに関することも多少。

どのような夢・仕事を持つか-夢・仕事の3分類-

最近、同世代の大人数の夢を聞き、自分としても夢を語る機会がありました。

みんなの夢を聞いていて、夢には大きく分けて3種類あるということに気づきました。

その3種類とは、「自分がどうありたいか」「自分が何を成し遂げたいか」「自分の周り、世界をどのように変えたいか」です。

 

「自分がどうありたいか」とは、「挑戦し続ける人であり続ける」「変化を楽しむ」「尊敬する○○さんのようになる」「家族を大切に生きる」等です。

「自分が何を成し遂げたいか」とは、「年商100億円企業を作る」「業界の第一人者となり、顧客から名指しで指名される人になる」「社長になる」等です。

「世界をどのように変えたいか」とは「世界の貧困層に教育を行き届かせたい」「日本の製造業をもう一度世界一にさせたい」「宇宙開発ビジネスにかかわり、人々が宇宙に行くことを海外旅行に行くような気軽さにしたい」等です。

 

これらの夢を持ち、それを追いかける事はどれもすばらしく、夢に優劣があるというわけではないと思います。しかし、スティーブジョブスや、イーロンマスク、孫正義など世の中に足跡を残すような大きな事をしている人は、例外なく3つ目の「世界をどのように変えたいか」という夢を持っています。

また、余談ですがHBSやスタンフォード、シカゴ等のトップMBAのエッセイでよく問われる質問でもあるそうです。

「今ある世界をどんな世界にしたいか」という強い思いがあってこそ、それが成し遂げられるのだろうなと感じました。

 

関連する話題で以前友人と話していて興味深かったのが、仕事にも3種類あるという考え方です。3種類とは、「業務・生活するための作業」「成長機会・キャリアアップのための取り組み」「天職・夢の実現に向けた取り組み」です。

もちろん、仕事を完全に切り分けられるわけではなく、あらゆる仕事がとらえようによっては天職・成長機会・業務になりえますし、同時に複数の側面を持ちます。

ある人にとっては天職と思える仕事が、別の人にとっては単なる業務でしかないということもよくあるでしょう。

その中で、自分が天職だと思える仕事をできているとき人は一番充実感を感じることができるのだろうと思います。

 

雑多になりましたが、「世界をどう変えたいか」「自分の天職は何か」がクリアになり、それを実現するためにまい進する状態が作れると非常に幸せなのでしょう。今はまだ夢や天職がもやもやとしている人も(私を含め)、アンテナを広げ、考え続けることによって夢や天職をはっきりさせるべく、前に進むことが大切だと感じています。

 

*以前書いた記事とも似ている結論になってしまいましたが、つまり私が考えるべきなのはこの点なんだということだと認識しています。

自分のやりたいことがわからない場合の生き方-アンテナを張り、プランA、B、Zを持つ- - 思考・妄想の外部化